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冷房病     


なぜ冷房病にかかるの?

冷房病

なぜ冷房病にかかるの?

=======人の身体の仕組みについて=======
私たちの体の神経系は、中枢神経と末梢神経にわけられます。さらに末梢神経は大きく分けて「体性神経」と「自律神経」の二つに分けられます。体性神経は知覚を脳に伝えたり、口や手足などの体の各部位を自分の意思で動かしたりすることが可能な神経です。一方、自律神経は胃の消化や血液の循環などをつかさどり、自分の意思では調節できない神経です。体温の調整機能も自律神経に属します。暑い時には血管を拡張させ、汗をかいて体温を発散させます。反対に、寒いときには血管を収縮させ、体温が下がるのを防いでいるのです。このように人間には本来、生体の維持をはかるために環境に適応する能力が備わっていて、これをホメオスタシス(恒常性)といいます。

=======冷房病と冷え性の違い=======
冷え性とは、体の他の部分は全く冷たさを感じないような室温であっても、体の特定部分のみが特に冷たく感じる場合をいいます。一方冷房病は長時間冷房室内にいたり、冷風に直接当たっていたり、あるいは気温の差が大きい室内と外を頻繁に出入りすることが原因となり、ホメオスタシスの限度を越えることによって、自律神経のバランスが崩れて調節機能が動かなくなってしまったことを言います。つまり、冷房によって体の表面温度が急激に下がり、毛細血管が収縮した結果、全面的な血行不良を引き起こすのです。すると、酸素や栄養素が体のすみずみまで充分に行き届かなくなってしまい、食欲がない、下痢や便秘になる、頭痛、肩こり、生理痛など様々な症状が現れます。

冷房病は女性におおい??

=======女性の身体は冷えやすい=======
冷房病の症状を訴える人は、男性より女性の方が多いのです。これは、熱を生産する組織である筋肉が、男性より女性の方が少ないため体が温まりにくいこと、また女性の体は男性よりも皮下脂肪が厚い構造をしているので、脂肪が熱を遮断してなかなか熱が伝わりにくいといったことなどが考えられます。この他に、夏は女性の服装が軽装になることも影響し、女性は冷えやすい傾向にあると言えます。
冷房病を防ごう
★温度設定について★

人間が、急激な温度変化に耐えられる幅は4〜5℃以内といわれています。自然の調節機能が働いているうちは、冷房病を防ぐことができます。冷房の効いた部屋で長時間過ごさなければならない場合には、風は弱めに設定し、冷気に直接あたらないように注意しましょう。

★熱を逃がさない工夫★

体の熱のほとんどは皮膚から奪われます。冷房された場所に行くときにはカーディガンやひざ掛けなどを用意しておきましょう。

★冷えを防いで血行促進★

朝起きるとき、仕事などの合間、帰宅したあとなどに、軽い体操やマッサージで全身を穂食いほぐし、血行をよくするとよいでしょう。そして、お風呂でゆっくり体を温めましょう。半身浴がおすすめです。少しぬるいと感じるくらいのお湯にゆっくりつかることによって、抹消の血管が開いて血液がうまく流れ、冷えやむくみ、しびれなどがとれます。

★夏こそ体を温める食べ物を★

夏は、暑さのために食欲がなくなり、冷たい食べ物や飲み物ばかりに手がのびがちですが、意識して栄養のある温かいものを摂りましょう。体に入って熱源となる栄養素は、たんぱく質、糖質、脂質です。中でも最も重要なのは、筋肉や血液を作るのに欠かせない役割を担うたんぱく質です。毎食欠かさず摂るように心掛ければ夏バテ予防にもなります。その他、身近な栄養素の中にも、冷え性解消に効果的なものがあります。
*造血作用のある鉄分ひじきなど
*糖質を分解して、エネルギーとして燃焼させるビタミンB1豚肉・ ゴマ・玄米など
*血液の流れをよくし、体温を上げるビタミンE大豆・ナッツ類など

世間は何度?

夏のデパートや電車の中。体感温度には個人差があり、
全ての人を満足させるというのは
難しいものです。では、世の中では冷房温度を一体
何度に設定しているのでしょうか?

●JRは路線ごとに調整

JRでは乗降客数などを参考に冷房温度を調整しているそう。例えば、駅間距離が短く、ドアの開閉が多い山手線は24℃(弱冷房車は26℃)とやや低めで、その他は25℃(弱冷房車は27〜28℃)。自動で調節していても、朝夕のラッシュ時には、人の多さで温度が上がってしまうことも。

●図書館は26℃で静かに

涼しい場所というイメージのある図書館。国立国会図書館では、一般の人が本を閲覧する場所は26℃。28℃だとクレームが多く図書館の静かさを保つには26℃が最適なのだとか。